バディチェアはたくさんの医師に推奨されています。
ここでは医師による推薦の声をご紹介します。
良い姿勢とは?
皆さんは、背骨を横から見るとS字に湾曲していることをご存じでしょうか?
背骨がまっすぐではなく、S字に湾曲している理由は、体にかかる重力を支えるためです。
つまり、背骨がS字に湾曲していることで、私達は、重力に抵抗して立ったり、動いたりすることができるのです。
良い姿勢とは、この背骨のS字湾曲が保たれている姿勢のことを言います。
皆さんがよく耳にする猫背やストレートネック(スマホ首)では、この背骨のS字湾曲が崩れてしまっています。背骨のS字湾曲が崩れると、体にかかる重力を背骨全体で支える事ができなくなります。
結果、一部分に負担がかかり、肩の痛みや首の痛み、腰の痛みとなって現れてきます。また、脳に流れる血液量が減ってしまいます。
姿勢が悪くなる原因は、椅子にあった!
長時間のデスクワークや勉強で、机に向かっていて、腰の痛みや肩凝り、集中力が続かずイライラしてしまった経験はありませんか?
長時間同じ姿勢でいると、筋肉が固くなり、血液の流れが悪くなってしまい、肩凝りや腰痛が起こります。
ですが、肩凝りや腰痛が起こる原因は、それだけではありません。実は、椅子に座っている時の姿勢に問題があります。
通常、椅子に座っている時の姿勢は左の図のような状態です。背筋が伸びて、背骨もS字湾曲です。
ところが、机で作業する時には、前かがみになりますので、背中は丸くなり、背骨のS字湾曲も少し崩れた状態になります。
この姿勢で長時間いると、曲がっている腰や肩の部分に負担がかかり、腰痛や肩凝りの原因となります。
また、背骨のS字湾曲が崩れていることで、筋肉が、必要以上に収縮し、体にかかる重量を支えようとします。
結果、筋肉が固くなり、全身の血液の流れが悪くなります。特に脳は、大量の酸素とエネルギー源を必要としますので、全身の血液の流れが悪くなり、脳へと流れる血液量が減ると、脳の働きが悪くなってしまいます。
脳が発達段階にある子供さんの場合は、もっと深刻で、脳の発達が遅れてしまう事態を招いてしまう危険性があります。
良い姿勢を自然に保つことができる
学習イス「バディチェア」
バディチェアは、一般的な垂直椅子ではなく、前傾椅子の構造となっています。
座面が前側に傾いていることで、机に向かって作業している時でも、背中が丸くならず、背骨のS字湾曲を保った状態を維持することができます。
つまり、背筋がピンと伸びた良い姿勢を自然にとることができる椅子となっています。
良い姿勢が維持できることのメリット
- 腰にかかる負担が一般的な椅子に比べてはるかに少ないため、腰痛の発生を防ぐことができます。
- 長時間悪い姿勢でいることで起こる猫背や背骨が横に曲がってしまう側彎症を防ぐ事につながります。
- 良い姿勢は、肺を圧迫しませんので、呼吸が深くなります。呼吸が深くなると、副交感神経の働きが強まり、気持ちがリラックスでき、落ち着いた状態で勉強や仕事をすることができます。
- 背骨と同様に体にかかる重力を支えている筋肉に余計な負担がかからないため、全身の血液の流れが良くなります。結果、脳に運ばれる血液量が増えるため、脳細胞が活発に働くことができます。つまり、集中力や思考力など脳の働きがよくなり、勉強した内容が、しっかり身につきます。仕事の場合は、仕事がはかどります。
- 胃などの内臓が圧迫されないために、全身の代謝が良くなり、疲れにくくなります。
良い姿勢は、脳の発達を促す!
脳は、3歳~10歳までの間に、大人脳へと発達していきます。
この脳が発達する期間に、悪い姿勢でいると、脳が酸欠、栄養不足に陥って、脳細胞同士をつなぐ神経伝達回路を上手く作ることができなくなります。
つまり、脳の発達が悪くなってしまいます。脳の発達が悪いと、勉強に集中できずソワソワしてしまったり、勉強しているのに学校の成績が上がらなかったり、人とうまくコミュニケーションがとれなかったり、感情をコントロールすることができなかったりと日常生活や学校生活に支障がでてきます。
さらには、脳は、20歳を過ぎたところから老化が始まり、1日20万個づつ脳細胞が減っていきます。
脳が十分に発達していないと、脳の老化に伴って起こる認知機能の低下(記憶力や注意力、実行力など)が30代40代といった若い年代から起こってきます。
若い年代からの認知機能の低下は、認知症を発症するリスクを高めます。つまり、認知症を予防するためにも良い姿勢をとることは重要なのです。
良い姿勢は、脳の発達を促す!
- 腰痛や肩こりが起こりやすい
- イライラしやすい
- 集中力が続かない
- 勉強しているのに、思うように成績があがらない
- 物忘れをすることが多い
- ゲームやスマホをする時間が多い
*ゲームやスマホをする時間が多い子供さんは、脳の発達が遅れやすいと言われています。
ポイントは骨盤を立てて座ること
BUDDY CHAIR は骨盤を立てて座るというコンセプトが非常に素晴らしいと思います。
座っている姿勢でも立っている姿勢でも、良い姿勢に共通していえる一番重要なポイントは骨盤が立っているということです。
座っている姿勢でも立っている姿勢でも、良い姿勢に共通していえる一番重要なポイントは骨盤が立っているということです。
骨盤が後ろに倒れてしまうと、バランスを取るために背中が丸くなり、逆に首・顎を前につきだすような姿勢になってしまいます。
これがいわゆる猫背の状態であり、首のほうを見ればストレートネックといわれるような状態なのです。
特に椅子に座ると背もたれにもたれかかってしまう人は、骨盤が倒れていることがほとんどです。
短い時間であれば普通の椅子でも骨盤を立てて座ることができますが、腹筋や背筋の力を使うため疲れてしまい、ほとんどの人はいつの間にかつい背もたれにもたれかかってしまうと思います。
子供に、きれいに座るように意識しなさい!と言っても、持つのはせいぜい10分ぐらいです。
子供だけではなく大人でも同じなのですから。それがこの椅子は意識しなくても、良い姿勢を保つことができるのです。
放っておくと怖い猫背
また大人になるにつれて、股関節や膝関節が硬くなっていきます。
こうなるとさらに悪い姿勢から良い姿勢に治すということは難しくなっていくため、子供のうちから正しい姿勢を取ることは非常に重要です。
特に日本人は海外の人と比較すると猫背が多いといわれており、北海道大学で2008年に行った研究では、大学生の6割以上が自分は猫背であると意識しているという結果が出ています。
そしてそれは意識しつつも改善できないということです。
また肩こりや首のこりで悩む方が特に最近増えています。
パソコンやスマートフォンも原因の一端と言われていますが、先ほども述べたように姿勢が悪くてストレートネックになりやすくなるため肩こりや首のこりの原因にもなっているのです。
これがさらに高齢になってくると、姿勢が悪いだけでも背骨の圧迫骨折(いつの間にか骨折)のリスクも高くなり、動けなくなる原因となってしまうこともあります。
姿勢と学力には関係があります
また子供の成績と学力に関してもいくつかの研究が出ており、小学5年生において良い姿勢と悪い姿勢で計算問題を行い比較したところ、良い姿勢の方が正答率・解答率共に8%あがったという研究結果もあります。
原因はいろいろあると思われますが、猫背になると胸が圧迫され呼吸しづらくなり、脳の働きが悪くなるのも関係しているのかもしれません。
また子供の近視に関しては遺伝的な要素ももちろんありますが、普段の目と対象物との距離が近すぎると、その距離のものをよく見えるようにするために、目の形が長くなるような成長をしていきます。
これが体の成長と同じように、近視が成長期に起こりその後は進まない理由です。
そして高度近視になってしまうと、それ以外の方と比較すると高齢になった時に網膜剝離や加齢黄斑変性症、網脈絡膜萎縮などという病気になり将来的に失明してしまう危険性は高くなります。
最近はレーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などの手術で治すという方法もありますが、その手術を行ったとしても失明のリスク自体は変わりありません。
以上のように姿勢が悪いことにはいろいろなデメリットがあります。